こんばんは!
Make fastの有太郎です!
今日の話題は「腸腰筋」についてお話しします。
この筋肉について、ランニングやトレーニングなどで耳にすることも多いのではないでしょうか。
しかし、実際どのような作用があって、パフォーマンス時はどのように使われているのか、考えられてるトレーナーはなかなかいないのではないかと個人的には思っています。
ということで、腸腰筋について考えていきます。
「腸腰筋」は、大腰筋と腸骨筋という二つの筋肉を総称した呼び名です。
実際二つの筋肉は股関節屈曲という同じ作用を持っているため総称されますが、
どのタイミングで使われるのか等、細かな点は全然違います。
腸骨筋は立位で反体側の股関節伸展時に活動。
大腰筋は、直立の座位で脊柱安定のため、反対側への負荷時に大きく活動する。
また、姿勢の変化に関わらず、腰椎前弯を変化させない機能がある。つまり、大腰筋には股関節屈曲・腰椎屈曲・側屈・姿勢安定(前彎の保持)としての作用がある。
以上より、私は大腰筋の姿勢制御機能と骨盤と腰椎の運動分離が、パフォーマンスアップに重要であると考えるので、大腰筋の作用と腰椎と骨盤の動きについてもう少しまとめてみようと思います。
色々と難しくお話ししてきましたが、ここからはなるべくわかりやすく!
股関節屈曲は、ランニングでいう足を上げる動作。
大腰筋が使えなかったり弱かったりすると、その時に腰椎も一緒になって屈曲してしまう(前彎保持できない)。
これは下肢の動きに骨盤が影響されるということで、重心位置のブレが大きくなることとイコールであるということです。
また、もう一つの大腰筋の使えないパターンは、大腰筋が伸びた状態で収縮できない時です。
このような時は、いわゆるスウェイバック姿勢と言われる状態で、上半身の質量中心が下半身の質量中心よりも後方にある姿勢となります。
これは前方への移動に向かない姿勢です。反り腰の人はこの姿勢になってる人が多いです。
といった感じで、腸腰筋についての知識が増えたところで、次回は腸腰筋のトレーニングを実際に考えてみたいと思います。
皆さんも、どのタイミングで使われているのか考えると、日々の運動がより充実すると思うので、参考にしてみてください。
シェイプアップコースで来られたお客様の初日の姿勢です。
反り腰、スウェイバックの状態です。
大腰筋の短縮による反り腰と考えます。
(本人へブログ掲載許可を得て投稿しております。)
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